*PUKU*個展「初夏の花束」の会場
5月20日から1泊2日で神戸の『Vianne』さんに
搬入の旅に出ました。いつもは深夜バスを愛用していますが、
今回はハードスケジュールだったので往復新幹線でした。
ぷらっとこだまエコノミーツアーです。こだまでのんびり。

当初の予定では、久しぶりに神戸に行くので
あちこち行こうと思っていましたが、搬入前々日に
指を包丁で切ってしまうというアクシデントがあり、
病院で縫ったりしましたので雑貨制作は思い切り滞りました…。
搬入日はとっても素敵なシティーホテル
「トラスティー神戸旧居留地」に泊まれたってのに、
ホテルではずっと携帯ストラップ作ったり、
作品に付けるタグを作ったり、納品伝票を書いたりしていたので
夜中までお仕事になってしまいました…。
ま、今回は観光目的ではなくてお仕事ですもんね、
これが普通でしょう。

『Vianne』さんの店内はこんな感じになりました。
まずは入って右側の壁面です。



こちらの壁面は、割とシンプルに。
がまくちバッグにミニバッグ、それとシュシュとか
ポストカードとか。
先日発売になった本『シュシュ作りましょ♪』も
しっかり販売してます。





それからこちらは中央の大きなテーブル。



こちらの中央のテーブルは、がまくちバッグに
革のがまくちポーチ、それからブックカバーにアクセサリー。
文庫本サイズのミニバッグもあります。
いかにも雑貨屋さんって感じのごちゃごちゃ感。



ブックカバーはこの撮影をした時は中の生地が見えてますね…。
いずれ個々の作品はアップしますので、お待ち下さい♪



この棚にはシュシュ本に掲載したシュシュが。
こちらは個展期間限定で受注販売の予定です。



それからこちらは出来立てほやほやの、革パーツの
携帯ストラップ。ホテルの部屋で6点作りました。
パンダと横向きウサギの焼印は、17日に届いたばかりです。
小鳥の革パーツは、立ちウサギと一緒に先月届いたのですが、
ご紹介が遅くなってしまいました。

それから神戸から帰った翌日の5月22日は私の誕生日でした!
私は一年で一番、自分の誕生日のこの時期が好きで
大好きな神戸の大好きなVianneさんでお誕生日個展なんて
素敵だなあって考えて今回の日程にさせていただいたのですが…。
なんてこったいのインフルエンザ騒動に、
どうしたんだって感じの包丁での怪我などがありまして、
思いも寄らない誕生日個展となってしまいました。
それでも一生忘れられない誕生日の個展になりました。
| 個展 | 22:59 | comments(0) | - |
神戸Vianneさんでの個展が終了しました!
私と来たら私のサイトの*PUKU*では告知をしたのに
一番アクセスの多いこのブログでの個展のお知らせをするのを
うっかり忘れてしまっていました…。
森祐子個展「初夏の花束」は、6月2日に無事に終了しました。
mixiをやっていますので、そちらでは結構告知していたのですが。
そこで力尽きてしまったようです…。
(mixiでは「森祐子」で「自己紹介まで含める」で探して
いただけましたらヒットします。)
どうもmixiの方がダイレクトに反応があるので、ついつい
あちらのダイアリーばかり更新してしまって…。
だけどいつもの個展の時は、一緒にこちらのブログも
更新するのですが、今回は本当に制作がギリギリでだめでした…。
その上個展の搬入の前々日に包丁で指を切り、4針縫合するという
アクシデントもありまして。
神戸には搬入にも行ったのですが、あいにくのインフルエンザ
騒動で人はいつもよりかなり少なかったのは残念でした。
搬入後に自宅に戻ってからは体力も気力もほぼなくなってまして、
ようやく今週になってからごそごそと動き出しました。

こんな感じですが、これから個展の時の写真等も
少しずつご紹介しますね。


| - | 23:07 | comments(0) | - |
『シュシュ作りましょ♪』発売のお知らせ
ようやく出来上がりました!「シュシュ作りましょ♪」
という本です。 マガジンランド刊行で、933円プラス消費税。



こちらはお友達でもある企画の保田姉妹さんから
今年の2月頃にお仕事の依頼をしていただきました。
シュシュを何点か制作することと本の中のイラスを描くという
ご依頼でした。雑貨好きでとってもお洒落な姉妹であるお二人と
お仕事をさせていただくのはとっても楽しみだったのですが、
最初にお話を聞いたときには私の髪は短かったので
シュシュって使ったことないなあ、(そんな私に作れるのか?)
私らしく*PUKU*らしいシュシュなんて作れるかなあ…って
感想でした。私のイメージの中で、シュシュっていうと
ゴムを通したドーナツ型のもの以外はあんまり思い浮かばなくて
「雑貨に自分の絵を入れる」という雑貨制作における
私のこだわりとはかけはなれたものだったので…。

その後お二人とお会いして話を煮詰めていくうちに、
ぽわんぽわんと*PUKU*のシュシュのイメージは膨らみました。
そうか、こんなに自由に考えていいものなのね、シュシュって!!
という感じです。お二人の発想と私の世界が徐々に
合致してきた感じ。そうしてまずは試作です。こんな感じ、
あんな感じって頭に浮かんだイメージが形になっていく工程は
ひたすら楽しかったです。そうして出来上がった
3つのパターンの6点のシュシュはこんな感じになりました。

●まずご紹介するのはスナップ留めのシュシュ。



結ぶシュシュではなくて、開閉するシュシュを作ろう、
私の絵を刺繍で入れるんだから、描ける面積はある程度ないと。
作ってみると形は「お花」と「葉っぱ」が可愛い、
生地は麻でカジュアルに、お気に入りのヴィンテージコットンも
なんとか使えないかしらって感じで。それから刺繍は
絶対動物が良い。鹿の角は樹になってると可愛いなー、
うさぎははずせないでしょう♪こんな風に出来上がった
シュシュを見て、こんなラブリーなシュシュだもの、
少し装飾もしよう!ってことでパールのビーズも
縫い付けました。



後ろ姿はこんな感じです。ギンガムチェックが可愛いでしょう?
少し張りを持たせたかったので、麻の生地には薄手の接着芯を
貼りました。ボリュームを出したいのでキルト芯もはさみました。

●こちらは大きさの異なる円を繋ぎ合わせたマシュマロのような
シュシュ。リボンで結びます。



こだわりは柔らかさ。使った生地は、白い方は織り柄の入った
薄手のシルク、ピンクの方はフェイクスウェードです。
ひとつひとつの円を手縫いしてます。キルト芯をはさみ
さらに手芸綿も入れてひたすら柔らかく作ってます。
ひとつの円にだけお花の刺繍を入れて、ビーズで一周を
ぐるりと囲みました。着用すると長い髪に絡む
ベロアやレースのおリボンが優雅な印象です。




裏側にはフェルトを使いました。ちょっと見た感じ、
パンのクロワッサンみたいではないですか?
このシュシュは全部手縫いで作っています。

●こちらは革のリボンにトーションレースを使った
シュシュです。




私は以前から薄手の革をミシン縫いしてバッグや小物を
作りたいなと思っていました。それで2月頃に
このブログにも書きましたが、革のがまくちやポーチを
作って載せていました。それを保田姉妹さんが見てくれて、
「森さん、革のおリボンのシュシュを作って下さい!」
ってご注文をいただいたのでした。
「キティーちゃんのおリボンみたいな
まるっこくて大きいシュシュが良いです」とのこと。
ふむふむ、革のおリボンか。作ってみよう!



私のこだわりは、後ろ側なのです。結んだ時に
ちょろりと見える裏の生地が華やかだと、
気持も明るくなりますよね♪

●「シュシュ作りましょ♪」
マガジンランドのウェブショップ

アマゾン


「シュシュ作りましょ♪ウェブショップ」

「シュシュ作りましょ♪」*PUKU*からのお知らせ
※こちらにはモデルの着用イメージもアップしています。
| インフォメーション | 20:52 | comments(0) | - |
革のデジカメケース
デジカメケースも作りました。





去年買ったデジカメですが、ケースは携帯のケースを
使っていたのですが、いつか専用のケースを作ろうと
思ってました。先日革ポーチを作ってみて、ものすごく気持が
乗って来ましたのでついでに作りました。
この革は色が気に入って昔バッグハンドル用に買った革ですが、
使えて良かった。デジカメケースのボタンの部分は、以前に
神戸のボタン屋さんで買ったものです。アンティークの
ガラスボタンですが、とっても気に入っていて使うのが
もったいなかったのですが、ようやく日の目を見ました。

革って出来たものを自分で使ってみると、びっくりするぐらい
愛着が湧くものなんですね。手に馴染むっていうのかしら?
今まで革のものって、お財布ぐらいしか使ったことが
なかったのですが。

実は私は、自分で作ったバッグって、少しかわいらしすぎて
着てるお洋服と馴染まないなーと思うこともあったのですが、
革素材で作ったらラブリーになりすぎなくて良さそうです。
トーションレースやベロアのリボンなども、革と組み合わせると
大人な感じになりそうだし。私の作品の特徴の銅版画も、
革と組み合わせるとかなり目立つのがよく解りました。
次回の個展などでは、革のものも発表が出来そうです。
| 制作日誌(自分用) | 22:04 | comments(0) | - |
革のがまくちポーチ
最近新作のご紹介をしていないですね…。
個展が続いていて、今ひとつ新しいものを作る気力のない日々が
続いていましたが、今は私が夢中になっているのは革です。
まずはがまくちポーチをご紹介。





今回革を制作しようと思ったきっかけは、夫へのバレンタインの
プレゼントからです。チョコも良いけど、何か手作りものも
プラスしようかなと…。だけど私の作品って、思い切り女性もの
なんで何を作ろうか迷いました。そこで思い切って以前から
興味があった革での制作に挑戦!(夫にはカエルの銅版画を
使いましたが、この写真のパンダは自分用。)

革は以前に買ったものなんですが、薄手のものがあったんで
ちょうど良かったです。バッグのハンドルは時々手作りして
いましたが、それだけに扱いの面倒さは感じていました。
バッグのハンドルには分厚い革が必要でしたが、その革に
ミシンでステッチをいれたおかげで、前に使っていた家庭用の
ミシンが壊れたし。
だけどこのくらいの薄手の革だとはさみでちょきちょき切れるし、
普通の縫い針で縫えちゃうんですね〜!(革の重なってる部分では
さすがに太い針に変えないとだめでしたが…)
一番の問題はしつけ縫いが出来ないことと布のようにアイロンで
ぱりっと形を整えることが出来ないこと。それと縫い代が
かさばるんで、カーブ等が美しくならなくて。これは縫い代を
コバスキすることでなんとか対応出来そうでした。
だけどがまくちに入れる作業なんて布よりも楽だったかも。
しつけの出来ない所はホッチキスでぱちぱちと止めたり、
縫い物っていうよりも工作に近い感覚でした。

まだ仕上げが今ひとつ綺麗じゃないので、もう少し修行が
必要ですね。
| 制作日誌(自分用) | 21:57 | comments(0) | - |
凛の会・ワークショップのお知らせ
個展に来ていただいた方などにはお知らせしているのですが、
3月20日に銅版画のワークショップをします。
凛の会という版画のグループのメンバーによるワークショップでして、
昨年の4月から今回で6回目になります。

今回は私のハンドメイドのバッグと、みなさんに作っていただく
銅版画(ドライポイント)とのコラボレーションの企画です。
解りにくいと思いますが、銅版画の「ドライポイント」という技法
(直接、ニードルで銅板に絵を描いて刷る技法)で作った版画を
生地に刷りまして、その布に刷った銅版画をバッグに両面接着芯で貼付けて、
オリジナルバッグを作るということなんです。

まずは現物のご紹介。



こちらがリバティー社の無地のローン地に刷ったドライポイント。
シルクのように滑らかなコットンです。




こちらは私のオリジナルバッグです。
生地はパラフィン加工した帆布。かなりしっかりしたバッグです。
ハンドルは牛革で、長くつかっていただけると思います。



バッグの内側にはこんな生地を使っています。
織り柄の入ったストライプのざっくりした木綿です。
*PUKU*のタグも縫い付けてます。



そしてこちらが制作見本です。
サイズはバッグが縦23センチ、横20センチ。
銅版画は縦11.5センチ、横8センチです。
銅版画って興味はあるけど難しそう…なんて思ってる方、全然大丈夫!
初心者の人もみなさん、いつも楽しそうに制作をなさってます。

2009年 3月20日(金・祝日) 13:00〜17:00(ラストプリント 16:30)
「版画で作る布バック」
(定員12名 先着順)
参加費4000円+材料費1500円(ドリンク・軽食付)
開催の場所は、六本木近くの赤羽橋駅より徒歩1〜2分の
カフェ・ピノチカさんです。

詳しくは下記のブログを見て下さいね。
このブログのフォームよりお申し込みしていただけます。

凛の会・ブログ
http://rinnokai.blog69.fc2.com/
| イベント | 22:53 | comments(0) | - |
篠田節子『ロズウェルなんか知らない』


『ロズウェルなんか知らない』 篠田節子(講談社文庫)

東京からはそこそこ近いけど、交通の便の悪い過疎の町・
駒木野町が舞台。この町ではどんどん過疎が進み、このまま
いくと2030年には人口がゼロになるという。この町を
なんとかしようと独身・40前の青年団が立ち上がって町おこし
…というのがあらすじ。これが篠田節子さんにかかると、妙に
リアル。この駒木野町に流れ着いた怪しげなコピーライター
崩れの鏑木が無責任にけしかけて、UFO、幽霊、なんでもありの
四次元地帯・駒木野町で売り出すことになった…。

この小説はほんっとうに面白かった〜〜!!篠田節子さんの
小説はかなりの数を読んでいるけど、「女たちのジハード」とか
「夏の災厄」を彷彿とさせられた。
この架空の町・駒木野町はその昔は都心にほど近いスキー場の
ある村としてそこそこの観光地だったのだけど、新幹線の開通
などで交通の便の悪さがあだになってスキー場は閉鎖。その後
ゴルフ場の誘致にも失敗して、打つ手は何もなくなった所で
最後の砦としてのアイディアが「四次元地帯」大作戦だ。
この作戦はそれなりに当たるのだけど、頭の固い民宿の親父や
地元の役場の観光課とのいざこざなどが非常にリアルなのだ。
以前キャンプをよくしていた頃に、田舎に行くたびにほとんど
商品がなくてしなびた野菜とか埃のかぶったお菓子などを
売ってる商店をよく見て、「よくこれで営業出来るなあ、
この店」などと思ったものだけど、その理由が解った気が
する…。過疎の町の町おこしって、あれこれしがらみが
あるんだろうな。これは苦労しそうだ…。

それからこの小説は非常にキャラクターが立ってる。
町おこしの青年団などがいい感じなのだ。汚職して逮捕された
町長の息子の旅館経営者とか、東京で働いていたけれど会社が
倒産して仕事が上手くいかなくなって戻って来たスーパーの次男
とか、町の唯一のペンションのオーナーがレストランチェーンの
店長からの転職とか、仮想敵だと思ってた「よそもの」の牧場
オーナーが、町おこしには積極的で実務には非常に役に立つ人物
だったりとか…。
また駒木野に惹かれてやってくる人々が一癖も二癖もあって
怪しい。霊感美女だのアイドル崩れのレポーターだのインチキ
くさいアーティストだの…。登場人物がものすごく多いので、
最初にはなかなか覚えられなかった。
ジェットコースターのように、上がったり下がったり、わくわく
どきどきしながら、650ページもの長編ながら一気に
読まされた。

とにかく元気になりたい人にはお勧めの一冊です!
| | 23:00 | comments(0) | - |
恩田陸「ユージニア」
昨年までは本の感想ってあんまり書いてなかったんだけど、
今年は少し読んだ本の感想も書いてみようかと思ってます。
私は移動中の電車や外出先のカフェなどで読書をすることが
多くて、家ではあんまり読まないようにしています。
自宅仕事なんで、夢中になって読んだために仕事が全く
進まないってことも多々ありまして。特にこの数年間、
雑貨のお仕事を始めてからは外出が極端に減ったんで、
かなり読書量が減っちゃいました。これはちょっと良くないなと思ってます。今年はもう少し読むようにしようと思ってます。
私は本と言えば断然小説読みです。ホラー、ミステリー系の
ぞくぞくするのが好きです。以前、人から恋愛小説を借りて
読んで「あれ?事件がなんにも起こらない…」とちょっと
がっかりして、自分が恋愛小説は苦手らしいことが判明しました。
そんなこんなで前置きが長くなりましたが、感想です。

---------------------------------------------------------

『ユージニア』 恩田陸(角川文庫)



ある田舎町(確か長野だったと思う)で起こった解決済みの
大量殺人事件を、数十年後に関係者の証言を元に振り返る。
一人一人の証言と記憶によって、事件が違う顔をのぞかせてくる。
キーワードは「ユージニア」。

恩田陸さんの得意な多層構造の小説だ。この小説内の殺人事件は
街の有力者一族・相澤家とご近所の人が集まったお祝いの席での
大量毒殺事件で、この事件は実際にあった「低銀事件」を
思わせる。この小説内の事件は、その後犯人の自殺という形で
解決したが、相澤家の子供たちと仲が良かったのに、事件の日に
たまたま居合わせなかった少女・雑賀満喜子が、大学の卒業論文に
この事件をまとめることを思いつく。そして関係者のインタビュー
と調査を始めた。出来上がった卒論はノンフィクションの小説
として出版された。事件を振り返ることによって、クローズアップ
される相澤家の唯一の生き残りの少女・目が不自由な緋沙子が、
いかにも恩田さんの小説に出て来る登場人物らしい妖しい美少女
だ。冷酷なはずの犯人の男が弱々しく可哀想に見えたり、折り紙の
得意な刑事が登場したりとか、恩田さんの世界は血なまぐさい事件
を扱いながらも現実感が乏しい。
「この殺人事件の本当の犯人は誰?」というキーワードがこの手の
小説では一番大切な部分で、謎解きはとても興味深く面白かった。
結構長い小説だけど、中盤からラストにかけては一気に読み
切った。解決はどうも肩すかしな感じもなきにしもあらずだけど。

私は恩田さんの小説はいつも、視覚的な表現にとても惹かれる
ものがある。この『ユージニア』でもやっぱり雰囲気のある美しい
美少女や若者が出て来る。「丸窓の家」と言われる相澤家のお屋敷
とかサルスベリの花とか。水面に浮かぶ折り鶴「夢の通路」とか。
いつも彼女の小説を読むと、絵に描きたくなる。

長いし死人がいっぱい出て来るし、あまり後味の良い小説とは
言えないけど、恩田さんの得意である架空の「閉じられた街」が
舞台で、最後まで飽きずに読めた。
| | 22:26 | comments(0) | - |
ターシャからの伝言
BSハイビジョンで私の大好きなターシャ・テューダーの特集
『ターシャからの伝言』をやっていて見ました!
ターシャ・テューダーは、7、8年前にある人の家に置いてあった
特集の本がきっかけで彼女の作品やライフスタイルを知り、
その後はNHKの特集を見たり、本を読んだりして来ました。
絵本作家としてアメリカで有名な方のようですが、
自給自足の農園生活やガーデナーとしてのライフスタイルも
取り上げられています。私は彼女のお人形が特に好きで。
とっても良い表情なんです。

ターシャは92歳で今年亡くなりましたが、今回の特集は
ターシャの身近な人のインタビューやプライベートの録画などで
構成されていました。
ターシャのセリフで印象的なのはいくつもあるのですが、
「歳を取るほど人生は楽しくなる」というものとか
勇気をもらいます。
「老い」っていうのは私はやっぱり怖いけど、
彼女のようにいつも精一杯、自分の生活を楽しむように、
自分の生き方を常に自分で決めて生きている人ならでは
なんでしょうね…。流されない人。
またターシャの絵本の絵というのは、彼女の実際の生活から
生み出されていたんだなあと改めて思いました。
それから「待つことを楽しまなきゃ」と言ったセリフも好きです。
短気な私は、ゆったりした気分で待つというのが結構苦手。
待つことも、大切な時間の過ごし方なんですよね…。

いいなあ、憧れるなあなんて思いますが、ターシャが
こういった生活を自分で夢に思い描いて実現させていったことを
思うと、簡単に「いいなあ」で終わらせてはいけないなと
感じました。
| 生活 | 23:13 | comments(0) | - |
松本里美さん二人展
表参道画廊に松本里美さんの二人展(画廊選抜版画二人展
『前大道慎二+松本里美』)を見に行きました。
こちらのギャラリーは今回初めてお伺いしましたが、地下の広々とした
大きなギャラリーでした。今回は松本さんは二人展とのことですが、
二分の一のスペースでも十分広いので、制作するパワーとしては
個展ぐらい必要だったのだろうなと思いました。




松本さんの作品のことを言葉で説明するのは、とても難しいです。
松本さんはミュージシャンでもありまして、音楽を聴いて絵を見ると、
「ああ、松本さんの世界だな」と思います。
解りやすい形がそこにはあるのだけど、それは記号のようなもので。
個々の作品やモチーフにこめられた松本さんの思いとか意味合いとかが、
全てが一つに溶け合って一枚の絵、松本さんの世界となっています。
それは、必ずしも心地よいというだけの世界ではなく、
それだけにずしんとココロに響いてくるものがあります。
毎回松本さんの作品展は「すごいなあ…」とうならされてしまいます。
迫力があるのです。
それからなんというかパリっぽい。
お洒落で雑多で勢いがあって。格好良くて新しくて古くて。
今回は会場が広いだけあって、大きな作品を
適度な距離を保ちながら見ることが出来ました。



私はこのうさぎの版画が好きです。
松本さんの動物は、可愛いだけじゃないなんとも言えない
リアリティーがあります。その生々しさが好きだな。

あと、ギャラリーのもう半分に展示をされていた前大道慎二さんの作品は、
黒をベースにした銅版画でした。迫力のある異空間。
松本さんの作品とは、一見したところは全然違うのですが、
違うのだけど芯の部分では共通したものがある感じがしました。
バランスの良い二人展でした。
| 美術展 | 13:57 | comments(0) | - |
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